おっすおっす。
かーむです。
先週末、MTGアリーナのDiscordサーバ MTGアリーナギルドで新環境スタンダードの大会が開催されました。
今回はその結果を発表します。
上位デッキ&ピックアップ
今回は16名での開催でした。
1位~4位までの上位デッキと、構築が面白かったデッキ1つをピックアップして紹介します。
優勝デッキ:シミックランプ
今回の優勝はシミックランプ。
使用者はVtuberの絵村キリンちゃん。
現在コンテンツ準備中らしいのでフォローしときましょう。
本大会のメタゲーム優勝者のシミックランプでは遅いデッキが多いというメタ読みからか、パワーカードの叩きつけあいに非常に強い《裏切りの工作員》が4枚投入されています。
詳しくは後述しますが、実際に本大会ではミッドレンジ以遠のデッキが多く、メタ読みはバッチリ的中という結果でした。
使用者のキリンちゃんのコメントでは、ミラーを制するキーカードにもなったということでした。
また、単にパワーカードを詰め込んでいるだけでなく、いち早くパワーカードを連打して主導権を握るために《枝葉族のドルイド》だけでなく《樹上の草食獣》まで投入されています。
テーロス還魂記からは《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が採用されています。
マナ加速、ドロー、ライフゲインと序盤にやりたいこと全部乗せの能力を持ち、墓地がたまる終盤にはフィニッシャーの役割も担ってくれます。
さすがトップレア。
準優勝デッキ:エスパースタックス
準優勝はエスパースタックス。
使用者は僕です;
僕も今回遅めのメタを想定しており、ゆっくりとしたゲームに強いデッキということでエスパースタックスを選択しました。
テーロス還魂記で《メレティス誕生》と《海の神のお告げ》を手に入れ、序盤の安定性が大きく向上しました。
特にマナスクリュー(土地を引かない)のリスクが非常に改善された印象です。
特に《海の神のお告げ》に関してはいつでも出せる瞬速持ちのエンチャントのため、自ターンで《予言された壊滅》の能力が解決される前に出すなど、《予言された壊滅》と組み合わせた小技もあって面白いカードです。
エンチャントをフィーチャーしたテーロス次元ということで、他にも強力なエンチャントが追加されました。
3マナ3ドローの《裏切る恵み》、除去とリアニメイトを兼ねる《エルズペス、死に打ち勝つ》は遅いデッキ相手に非常に活躍してくれました。
ただ、ちょっと早めのデッキを軽視しすぎていた感も否めないので、今後使い続けるならそのあたりも調整が必要になりそうです。
3位:グルールアグロ
3位はグルールアグロ。
使用者は現在Vtuber準備中のみともりさん。
絵描きさんでもあります。
本大会では少数派だったアグロ側は実は全員勝ち越しており、特に2人いたグルール使いは4回戦・5回戦まで優勝争いに絡んでいたほどでした。
デッキの全体像自体は全環境とほぼ変わりませんが、デッキの多くのカードが速攻、あるいはダメージ能力を持ち『相手のライフを削り続ける』能力が高いこと、そしてエンバレスの宝剣による突然死が低速環境で戦いやすそうでした。
遅めのメタを想定していた参加者も多かったため、対戦相手はさぞ面食らったことでしょう。
新カードとしては《運命の神、クローティス》と《灰のフェニックス》がそれぞれ採用されており、ライフを削り続ける戦略にマッチしつつ継戦能力も向上しています。
特に《運命の神、クローティス》は、《自然の怒りのタイタン、ウーロ》をはじめとした墓地を使うカードに強いため、今後注目カードかもしれません。
4位:エスパーミッドレンジ
4位はエスパーミッドレンジ。
この色のミッドレンジではメジャーな《第1管区の勇士》は採用していません。
一方でプレインズウォーカーはメインから11枚採用されており、コントロールの要素もあるデッキとなっています。
使用者はVtuberの花山茶菜さん。
推しです。
エスパーカラーといえば何と言っても待望の友好色の占術ランド。
これによりマナベースの安定性が向上しましたね。
しかし、占術も含めてマナベースの安定には寄与してくれる一方で、タップインは軽視されがちなデメリット。
《第1管区の勇士》を採用したエスパーヒーローの場合、初手によっては2ターン目の《第1管区の勇士》か3ターン目の《時を解す者、テフェリー》のどちらかを諦めなければならないシーンもそこそこあります。
その点、こちらのエスパーミッドレンジのリストではフィニッシャーが5マナor6マナと重く、毎ターンすべてマナを使い切るわけでもないため、エスパーヒーローよりもタップインのデメリットが軽減されやすくなっているように見えます。
《悪夢の詩神、アショク》は連打可能な+1能力によるトークン生成で自衛しつつ勝利を狙える強力なプレインズウォーカー。
《夢さらい》はフィニッシャーに求める全ての能力を備えており、青白を含むデッキのエンドカードとして早速定着しています。
ライフゲインで安全圏に逃げつつドローを進め、相手のライフを削り、さらに除去耐性まで持っています。
また、個人的に研究してみたいカードとしては《半真実の神託者、アトリス》。
今までエスパーカラーの4マナ域のクリーチャーでは《聖堂の鐘憑き》と《精鋭護衛魔道士》の2択でしたが、そのどちらとも違うアドの取り方をします。
単純なカードアドバンテージを取ることもできれば、カードの質を優先することもでき、はたまた裏返しのカードがただの土地の場合もあるため、相手との駆け引きも生まれる面白いカードですね。
3種の4マナクリーチャー共通ですが、《時の一掃》で場に出たとき能力を使い回すのは基本テクですね。
デッキ賞:セレズニアエンチャント
最後はデッキ賞でセレズニアエンチャントをピックアップ。
先日の記事でも似たようなデッキを紹介しましたね。
《太陽の恵みの執政官》がシンプルに強く、セレズニアエンチャントが結果を出しつつあること、そして意外と固定パーツが少なく、組み合わせる色やエンチャントによって色々なパターンがあることからデッキ賞に選ばれました。
セレズニアだけでもアグロ寄り/ミッドレンジ寄りのバリエーションがあり、さらに他の色ではコントロール寄りのアゾリウスエンチャントや、コンボデッキではバント《複雑な怪奇》などもあります。
そして一枚挿しの《石とぐろの海蛇》も多色環境で光るニクイカード。
《時を解す者、テフェリー》、《ケイヤの誓い》、《暴君の嘲笑》、《波乱の悪魔》など環境に多く存在する多色カードをかいくぐってクロックを刻むことができます。
また、到達を持っているので《ハイドロイド混成体》をノーリスクでブロックすることができ、守りに回っても信頼できるクリーチャーです。
総括
最後に軽く総括しときましょう。
アーキタイプでの分布
大会の全体像としては、アグロデッキが3人に対してミッドレンジ・コントロールなどの遅めのデッキが13人とかなり偏った結果となりました。
参加者へのアンケートでも遅めの環境を想定していた方が多くいましたが、実際のメタゲームもだいたい予想通りという結果でした。
一方でランクマでは1マナクリーチャー中心の高速赤単が復活し始めたりしていて、テーロスリリース後の環境の動きを感じますね。
前環境ではジェスカイファイアーズとジャンドサクリファイスの2強と言っていい状態でしたが、またサイドボードが足りない問題が出てきそうですね。
コメント
今大会の結果や、先週晴れる屋トーナメントセンターで行われた環境初陣戦の結果を見てもわかる通り、テーロス還魂記では脱出を持つカードを筆頭に中盤戦以降でパワーを発揮するカードが多く注目されています。
また、その中盤戦に至るまでの序盤を支えるためドロー補助のカードも強いものが複数登場しました。
結果として、今大会でも速度の遅いデッキが選ばれやすい傾向となったみたいです。
あとなぜか好成績者はVtuberが多かったですねw
ということでNeed for Speed -テーロス環境最速大会-の結果でした。
MTGアリーナギルドでは不定期で色々と大会を企画しているので、ランクマッチ以外でのプレイに飢えてる方はぜひ参加してみてください。
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では!(*’ω’*)
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