おっすおっす。
かーむです。
6月1日・2日にアメリカのカンザスシティにてマジックフェストが開催されました(参加者:859名)。
早速TOP8のデッキリストが公開されていましたので、紹介していきます。
ソース:GP Kansas City Top 8 Decklists
トップ8
まずはトップ8。
多くの大会で安定した成績を残していたエスパーミッドレンジでしたが、今回のMFでついに優勝を勝ち取りました。
順位 | デッキ |
1位 | エスパーミッドレンジ |
2位 | グルールミッドレンジ |
3位 | シミックネクサス |
4位 | ボロス・フェザー |
5位 | バントミッドレンジ |
6位 | バントランプ |
7位 | 赤単アグロ |
8位 | イゼットフェニックス |
TOP8の内訳はすべて異なるアーキタイプということで、いよいよ今環境も混沌としてきた感があります。
もはやみんなTier1状態で一体何を仮想敵にすればいいのか…
デッキリスト
1位 エスパーミッドレンジ
今回優勝したエスパーミッドレンジは、《正気泥棒》を排してメインから《覆いを割く者、ナーセット》3枚と《戦慄衆の指揮》を搭載したタイプ。
(確か)デンマークの強豪プレイヤー、マーティン・ミュラーが構築したリストですね。
サイド後は《第一管区の勇士》を抜いてコントロールに早変わりします。
そしてメインとサイドに1枚づつ採用されている《戦慄衆の指揮》はゲーム終盤のリソース勝負を1枚でひっくり返すことができます。
《第一管区の勇士》や《聖堂の鐘憑き》である程度ライフを守れていれば、数体のパーマネントを盤面に展開してゲームを決めることができるでしょう。
Here are a sideboard guide for the top 5 decks. If you need to know any other matchup. Reply here and I’ll try to respond 🙂 pic.twitter.com/e69lVTueD6
— Martin Müller (@Mullermtg) May 27, 2019
リストは今回のものと多少異なりますが、ミューラ本人がTwitterでサイドボーディングガイドを載せていたので置いておきます。
■対赤単アグロ
・IN:《古呪》2、《戦慄衆の指揮》1以外全部
・OUT:《第一管区の勇士》4、《時を解す者、テフェリー》4、《ドビンの拒否権》2、《古呪》1、《戦慄衆の指揮》1
■対ジェスカイフレンズ
・IN:《強迫》2、《古呪》2、《肉儀場の叫び》2、《戦慄衆の指揮》1
・OUT:《第一管区の勇士》4、《暴君の嘲笑》3
■対イゼットフェニックス
・IN:《古呪》2以外全部
・OUT:《第一管区の勇士》4、《暴君の嘲笑》3、《ドビンの拒否権》2、《ケイヤの誓い》3、《古呪》1
■対4色”戦慄衆の指揮”
・IN:《強迫》1、《古呪》2、《ケイヤの怒り》3、《戦慄衆の指揮》1
・OUT:《聖堂の鐘憑き》4、《ケイヤの誓い》3
■対白単(+白単タッチ青アグロ)
・IN:《肉儀場の叫び》2、《ケイヤの怒り》3、《黎明をもたらす者、ライラ》2
・OUT:《戦慄衆の指揮》1、《ドビンの拒否権》2、《古呪》1、《時を解す者、テフェリー》2、《覆いを割く者、ナーセット》1
2位 グルールミッドレンジ
準優勝のグルールにはなんと《生ける竜巻》が3枚搭載されています。
白単、赤単などに対して安心感のあるタフネス5というボディと、マイナスから入ったプレインズウォーカーを処理できる直接ダメージ能力を持っているため、今のメタにマッチした名采配ですね。
《溶岩コイル》や《永遠神の投入》は効かず、ミラーマッチでは《ボーラスの壊乱者、ドムリ》の格闘でも落ちにくいため、タフネス5はなかなか落としづらい環境ですね。
そして中盤以降の高打点を叩き出すのは合計11枚搭載された飛行クロックたち。
「探検パッケージ」や《第一管区の勇士》で固まりがちな地上を無視して殴りに行くことができます。
PWへの回答が《古呪》に寄っており《ブラスカの侮辱》の枚数が減っているため、《再燃するフェニックス》は生き残りやすくなっている気がします。
3位 シミックネクサス
3位は新型のシミックネクサス。
今まで当然のように4積みだった《荒野の再生》は1枚も採用されておらず、代わりに《世界を揺るがす者、ニッサ》を4枚投入。
《荒野の再生》とは違い、《世界を揺るがす者、ニッサ》はそれ自体がマナエンジンでありフィニッシャーです。
パーツがPWになったことで色によってはインスタントタイミングで除去するのも難しくなるうえ、ニッサが生み出す3/3のクロックも無視できるサイズではありません。
サイド後は《茨の副官》などが投入され、シミックミッドレンジに変身することも可能です。
《茨の副官》はマナをつぎ込むことでサイズがあがるため、ニッサともシナジーがありますね。
4位 ボロス・フェザー
次はボロス・フェザー。
今環境一発目のSCG Classicではナヤ・フェザーが入賞していましたが、こちらは赤白の2色に絞った形。
【MTG】新スタンダード1発目のSCGのトップ8デッキリスト
コンバットトリックを使いまわすパッケージでバカスカ相手を殴ります。
追加のアタッカーには《ブリキ通りの重鎮、クレンコ》を採用。
《サムトの疾走》と組み合わさると、4点パンチをお見舞いしつつ、1/1のゴブリンを4体バラまきます。
5位 バントミッドレンジ
続いてはバントミッドレンジとシミックシーフを組み合わせたようなユニークなデッキ。
12枚のマナクリーチャーでマナ加速からフィニッシャーを連打しつつ、相手の脅威はパクっていくスタイル。
また、加速された膨大なマナから《豊潤の声、シャライ》による全体パンプアッププランもあります。
緑5マナのプレインズウォーカーの枠はひとまずニッサに定着した様子。
除去能力は持たないものの、常在型能力が強く、すぐに打点を展開できる即効性があります。
ビビアンとの違いとしては、自衛できるというのもポイントですね。
6位 バントランプ
次も同じくバント。
こちらもマナ加速から《集団強制》をぶっ放すスタイル。
ただ、こちらのマナの注ぎ先のオプションは《豊潤の声、シャライ》ではなく、白終焉こと《栄光の終焉》。
X=10以上で唱えると、2/2トークン10体に”加えて”4/4飛行の天使”も”10体出てきます。
”代わりに”ではないので両方出てきます。
《時を解す者、テフェリー》のプラス能力から相手のエンドにX=10で唱えれば、なんと60点クロックを一気に展開し、そのまま自分のターンで突撃することができます。
さらにあのクソはg…《時を解す者、テフェリー》の能力で相手はインスタントを唱えられないため、無防備の相手を蹂躙できるわけですね。
7位 赤単アグロ
常に安定して結果を出し続ける赤単アグロ。
もう紹介しすぎてぶっちゃけ書くことがないです。
あとあんまり赤単に詳しくない
8位 イゼットフェニックス
最後はイゼットフェニックス。
このリストでは追加のフィニッシャーに《永遠神ケフネト》を採用。
なんだかんだ永遠神の中ではケフネトが一番使われてますね。
グルールで触れた《生きた竜巻》と同じく、タフネス5は現環境では強力な除去耐性。
さらに、豊富なドロー手段を持つイゼットフェニックスなら、デッキに戻ってもすぐにまた引き直すことができます。
メタゲーム(2日目)
2日目のメタゲームがTwitterで公開されていました。
今回のTOP3はグルールミッドレンジ、赤単アグロ、4色戦慄衆の指揮でした。
今大会を主催したチャネルファイヤボールの公式Twitterによると、エスパーコントロールは「エスパーフレンズ、従来のエスパーコントロール、青黒コントロールを含む」ということでした。
また、スゥルタイミッドレンジもほとんどがスゥルタイ”戦慄衆の指揮”のような構成のため、戦慄衆の指揮デッキが最大勢力と見ることもできます。
今回優勝したデッキのようにエスパーミッドレンジも《戦慄衆の指揮》を使い始め、イゼットフェニックスも勢力を伸ばしてきており、現スタンダードでは墓地の利用がひとつのポイントになっています。
今後は、これらの墓地対策も使われるようになっていくかもしれませんね。
(僕は入れてます)
ということでMFカンザスシティのTOP8とメタゲームの紹介でした!
この環境は群雄割拠で本当にやりがいがありますね!!
ようやく今環境の相方が決まったので、今月もランクマッチを走りこみたいと思います。
来週からはランクマッチ奮闘記も再開できそうですのでお楽しみに!
では!(*’ω’*)
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