おっすおっす。
かーむです。
新エキスパンション、『灯争大戦』がリリースされ、スタンダードも新しい環境がスタートしました!
どんなデッキが出てくるのか楽しみなところですが、さっそく新環境一発目のスタンダードの大会が、StarCityGames.comことSCGで開催されましたので、トップ8のデッキリストや採用された新カードなどを紹介します。
※StarCityGames.com:世界最大のMTG専門オンラインストア。SCG Tourという大規模大会を毎週開催している。
今回はStandard OpenとStandard Classicの2つの大会が開催されましたので、1つづつ見ていきましょう。
MOMCQの大会結果の記事もありますのでよかったらそちらもどうぞ
ソース:Star City Games Richmond | StarCityGames.com
Standard Open
1つ目はスタンダード・オープン。参加者460名で行われました。
TOP8
順位 | デッキ |
1位 | 赤単アグロ |
2位 | 赤単アグロ |
3位 | 赤単アグロ |
4位 | エスパーコントール |
5位 | セレズニアトークン |
6位 | バントミッドレンジ |
7位 | エスパーコントール |
8位 | バントミッドレンジ |
まずはTOP8のデッキ分布。
なんと1位~3位までを赤単アグロが独占!
ほかにはエスパーコントロールとバントミッドレンジが2つとセレズニアトークンが入賞しています。
デッキリスト
TOP8のデッキリストを見ていきましょう。
1位 赤単アグロ
早速、新カードの《炎の職工、チャンドラ》が4枚積まれています。
《ブラスカの侮辱》などでPWを直接破壊できないデッキに対しては、かなりのダメージを与えてくれそうです。
サイドボードには同じく新PWの《無頼な扇動者、ティボルト》が2枚採用されています。
スゥルタイミッドレンジの《野茂み歩き》や、エスパーコントロールの《ブラスカの侮辱》に対しての強烈なアンチカードですね。
2位 赤単アグロ
こちらのリストはほぼ従来の形を踏襲しています。
サイドボードには、1位と同じくティボルトを採用。
3位 赤単アグロ
こちらのリストもほぼ前環境と同じ形。
サイドボードに新チャンドラとティボルトが採用されています。
4位 エスパーコントロール
続いてエスパーコントロール。
多くのカードが『灯争大戦』から採用されています。
まずは2マナ圏。
除去の枠に《暴君の嘲笑》、今まで否認だった枠に《ドビンの拒否権》がそれぞれ採用されています。
さらにPWには《覆いを割く者、ナーセット》、《戦慄衆の将軍、リリアナ》を採用。
ナーセットは《薬術師の眼識》2枚の枠と交換のようです。
能力を2回起動できれば、得られるアドバンテージは眼識と同じなうえ、コントロール同士の対戦では相手のカードアドバンテージの取得を阻害することができます。
新リリアナはフィニッシャー枠ですね。
ゲームを決めるための継続的なトークン生成能力と、強力な除去能力を併せ持ち、圧倒的な盤面制圧力を誇ります。
マイナス能力は2体の生贄を強要するため、横に邪魔なクリーチャーがいても《殺戮の暴君》を処理できるのは大きいポイント。
サイドボードにも多くの新カードが採用されていますが、個人的には2種のライフゲイン付きの除去はぜひ試してみたいですね。
5位 セレズニアトークン
5位に入賞したセレズニアには《黒き剣のギデオン》が採用されています。
相手のターンではクリーチャーではないため、相手の全体除去を食らってもダメージ源を盤面に残し続けることができます。
面でも点でも攻撃できるようになり、非常に粘り強くなりました。
また、サイドボードには器用な2種類の除去が追加されています。
6位 バントミッドレンジ
前環境でたまに見かけていたバントミッドレンジが新環境で入賞しています。
コントロールに非常に強そうなデッキです。
メインボードには新たなフィニッシャーとして《永遠神オケチラ》が加入。
本来であれば後半引きたくないマナクリーチャーを、強力なクロックに変換することができます。
3マナ域には2種類のPWを採用。
どちらも《ラノワールのエルフ》から最速2ターン目に着地する可能性があります。
特に《時を解す者、テフェリー》はテンポアドバンテージとカードアドバンテージを同時に提供してくれるうえに、中盤以降は《エリマキ神秘家》、《秋の騎士》、《ハイドロイド混成体》などの優秀なクリーチャーを使い回すことでさらにアドバンテージを得ることができます。
サイドボードには、《時の一掃》を採用。
先ほどの新テフェリーと同じく、クリーチャーの能力を使いまわしつつ、劣勢になった盤面をリセットすることができるため、非常にデッキにマッチしています。
7位 エスパーコントロール
こちらのエスパーコントロールは新テフェリーをメインボードに入れることで、ミラーマッチやネクサス系デッキ相手をかなり意識しているように思えます。
さらに《灯の燼滅》もメインから採用されており、5マナテフェリーや《荒野の再生》などの重いパーマネントをたった2マナで処理することができ、大いにテンポアドバンテージを取ってくれます。
8位 バントミッドレンジ
こちらも6位のデッキリストと同じような構成ですね。
メイン/サイドの枚数は微妙に違うものの、採用されているカードや枚数はほぼ同じです。
メタゲーム(2日目)
この大会は2日に渡って行われましたが、2日目のメタ分布が公開されていました。
シミックネクサス、赤単アグロ、エスパーコントロールがトップ3でした。
前環境の後半は影が薄くなっていたエスパーミッドレンジがかなり増えていましたが、TOP8入賞には至らなかったようです。
まだ、環境序盤なので、今後結果を出してくるかもしれません。
Standard Classic
2つ目はスタンダード・クラシック。参加者130名で行われました。
TOP8
順位 | デッキ |
1位 | バントネクサス |
2位 | グリクシスコントロール |
3位 | グリクシスコントロール |
4位 | エスパーコントロール |
5位 | アゾリウスアグロ |
6位 | ディミーアコントロール |
7位 | マルドゥアグロ |
8位 | ナヤ・フェザー |
こちらはStandard Openとは打って変わり、コントロール祭りですね。
デッキリスト
こちらも個別にデッキを見ていきましょう。
1位 バントネクサス
『灯争大戦』でネクサスが手に入れた最も重要なパーツは《伝承の収集者、タミヨウ》でしょう。
非パーマネントを含む墓地のカードを回収できるうえ、手札破壊から守ってくれるオマケ付きです。
さらにサイドには《時を解す者、テフェリー》が控えており、手札破壊に加えて打消し呪文からも守られるようになります。
ネクサスはよりコンボデッキの純度が高いシミックカラーが多数派になっていましたが、今後はまたバントカラーに立ち戻るかもしれませんね。
土地には《爆発域》が加入。
相手に干渉する手段に乏しかったネクサス系デッキですが、この土地の登場で相手に干渉しやすくなりました。
しかも土地なので打ち消されることがありません。
2位 グリクシスコントロール
続いてはやっぱり出てきたグリクシスコントロール。
カウンターは採用されておらず、盤面に干渉することでゲームをコントロールする、ボードコントロールになっています。
《アングラスの暴力》と《永遠神の投入》の2つの強力な除去が新たに採用されています。
さらに《龍神、ニコル・ボーラス》と《戦慄衆の将軍、リリアナ》が加入。
除去で更地になった盤面に着地すれば、あっという間に盤面を制圧してくれそうです。
3位 グリクシスコントロール
こちらは2位とまったく同じリスト。
デッキをシェアしていたようです。
4位 エスパーコントロール
4位にはエスパーコントロールが入賞。
今まで紹介してきたい以外のカードとしては、サイドボードに令和の苦花こと《戦慄衆の侵略》が採用されています。
コントロール同士の対戦では大いに仕事をしてくれそうです。
《アズカンタの探索》に加えて、軽い能動的なアクションが増えると、コントロールのミラーマッチの戦い方がまた変わってきそうですね。
5位 アゾリウスアグロ
白単タッチ青にも《黒き剣のギデオン》が採用されています。
セレズニアと同じく、面でも点でも攻められるようになりました。
コントロール目線としては3ターン目の《ベナリア史》もかなり面倒でしたが、《黒き剣のギデオン》も捌き切るのは相当やっかいそうです。
全除去だけではケアしきれないとなると、白単との戦い方も見直さないといけないですね。
6位 ディミーアコントロール
6位は3色ではなく2色に絞ったディミーアコントロール。
プレインズウォーカーにはすべて新顔の3人を採用。
クリーチャーには《永遠神ケフネト》様と《ボーラスの占い師》を採用。
ケフネト様で手札破壊や除去呪文をコピーできれば、一気に盤面の優位を作ってくれそうです。
7位 マルドゥアグロ
7位はほぼ新アーキタイプと言ってもいいような構成のマルドゥアグロ。
場持ちのいいクリーチャーと生贄シナジーを活かした構成は、昔のスタンダードにいたアリストクラッツに似ていますね。
横並びの上に《復讐に燃えた血王、ソリン》が着地すれば、尋常じゃない量のライフゲインが得られそうです。
サイド後は相手もティボルトを出してきそうですが、赤単アグロにはかなり強そうに見えます。
8位 ナヤ・フェザー
こちらは完全に新アーキタイプ。
《贖いし者、フェザー》でクリーチャー強化呪文を使いまわして戦う、コンボじみたアグロデッキです。
構成はフェザーだけに頼ったものではなく、《第10管区の軍団兵》と《戦慄衆の秘儀術師》が、それぞれフィニッシャーとアドエンジンの代わりになることができます。
まとめ
ということで、新環境一発目のSCGスタンダードでした。
これからさらに新しいデッキが出てきてメタが回っていくと思うと、これからの展開が楽しみですね!
僕もデッキ作っていろいろ試してみたいと思います。
では!(‘ω’)ノ
ジェム、ゴールド、カード資産の増やし方【無課金向け】
【MTGアリーナ】初心者向けの記事をまとめてみた【ガイド】
【MTG】MTGプレイヤーにめっちゃおすすめのバッグ【サプライ】
《Twitterやってるのでよかったらフォローお願いします!》
かーむブログ(MTGアリーナ布教するマン) (@calm_blog) | Twitter